春図鑑「猫の恋」 いまどきの「猫」は、ペットとして家の中で飼われ、お行儀よくしつけられているうえに、飼い主から大事にされている。それこそ「猫っ可愛がり」である。だが、昔は「飼い猫」といっても、エサは残飯、つまり余った食材で、たまに牛乳などを与えられるのが贅沢だったはずだ。それだけに、たくましく、町内をうろついては食べ物にありつき、あるいは近所の飼い猫や、ときには野良猫と「ごちそう争奪戦」を繰り広げ、路地や庭先で「ギャー、ギャー」という鳴き声を耳にしたものだ。ところが、春になると、その鳴き声は「ミャー、ミャー」となる。「クゥ~ン」なんていう色っぽい鳴き声も聞こえたりする。陽気に誘われた猫にサカリがついて交尾期を迎えるためだ。こうなると春の宵は、にぎやかで、ここそこで「ミャ~、ミャ~」である。猫を飼っていた家なら、「しばらく猫が姿を見せかいなと思っていたら、やせ細って、身体じゅう傷だらけで帰ってきた」といったこともあったに違いない。メスの猫だったとすれば、それから2カ月ほどして、赤ちゃん猫を産んだりする。たいてい4匹から6匹くらい生まれるが、「さて、子猫のもらい手はないものか」と、飼い主は慌てたりする。それにしても生まれたばかりの猫は可愛いもので、10日もすると目を開き、2か月ほどで離乳し、4か月もすると独立する。人間が成人まで20年もかかるのと大違いだ。子猫の成長を4か月もみていると、情が移り、今度は手離したくなくなる。そうして猫が増えていく……という家も少なくなかっただろう。 旅ツアーを紹介 ●花のスポットの旅 ●北海道ガーデン旅 ●花の湿原、尾瀬へ ●花のハイキング旅 ●立山黒部ルート旅 ●夏休み国内ツアー ●上高地ツアー ●富良野・美瑛の旅 ●日帰りハイキング 海外ツアー ●一人参加の台湾旅 ● 海外ハイキング ●一人参加の海外 ●ハワイのツアー ● 海外の鉄道旅行へ ●海外クルーズの旅 ●海外旅行ツアー 旅行ツアー紹介 ●写真撮影ツアー ●一人で参加の旅 ●日帰りハイキング ●現地集合の旅 ●日帰り登山特集 ●富士山を観に行く ●夫婦限定の厳選旅 ●花の房総半島の旅 ●車イスで行く旅 ●日帰りの温泉バス ●花の房総半島の旅 ●九州の名湯の旅へ ●全国バスツアー旅 ●海のクルーズの旅 春便り TOP 卒業式 入学式 山菜 新緑 タンポポ こいのぼり 菜の花 こどもの日 ゴールデンウイーク お花見 春一番 ひな祭 春スキー 朝寝坊 春まつり 入社式 おぼろ月 木の芽時 猫の恋 春のお彼岸 ランドセル 春休み 新学期 かすみ 春の七草 たけのこ ふきのとう Copyright ディスカバーニッポン. All Rights Reserved. ページトップへ