ポプラ

 日本のポプラ属は、ヤマナラシ、ドロノキ、クロヤマナラシの3種が自生する。一般には明治期に導入された外来種をポプラと呼ぶ。ポプラの学名「 Populus 」には震えるという意味があり、ポプラの葉がわずかな風でもサラサラとそよぐことから付けられたといわれる。秋には葉が黄色く色づき、紅葉が楽しめるが紅葉の寿命は短くて直ぐに枯葉色になる。種類は世界に約40種あり、おもに北半球、少数が南半球に分布する。明治以降、外来ポプラが用材目的の育種の対象として、また緑化や風致のため、圃場(ほじょう)、公園、校庭、街路などに植栽されるが、成長が速い利点の反面、材は柔らかくて緻密さに欠け、数十年から100年程度で老木となり、台風などで倒れやすい。また、キリストが処刑された十字架はポプラの木であるとの言い伝えがあり、一部のキリスト教徒は聖なる木としている。よく知られているポプラ並木としては北海道大学の校内にある約50本のポプラで明治36年に植えられたものという。春に花を咲かせ、すぐに綿毛付きの種子を大量につける。この種子が風にとばされて空を舞い、地面が真っ白になる。このため、英語でコットンウッドともいう。
 

 
 
 
 
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