冬図鑑「冬休み

冬休み.jpg大人からすれば、年末年始の休暇も大晦日までは暮れの大掃除や年賀状書きなどで慌ただしいもの。それでも三が日は骨休めができるとき……だろうか。しかし、小学生にとっての冬休みは楽しみが満載。たとえ2学期の通知表が多少悪くても「年明けから頑張る」のひとことで済ませて、クリスマスケーキを食べて、クリスマスプレゼントをゲットし、さらに、お年玉がある。宿題にしても、夏休みほど多くなく、せいぜい書初め程度で、ここぞとばかりに遊べるのが冬休みだ。雪のないところなら「子どもは風の子」とばかりに元気にかけまわり、雪や氷のあるところではスキーやスケートをめいっぱい楽しんだもの。だが、それも昭和の子どもたちの話で、いまどきの子どもは一日中テレビゲームや携帯のスマゲーム三昧かもしれない。関東以南の小中学校の冬休みは12月25日前後から1月7日頃までが一般的だが、雪深い地域や学校などによっては、もう少し長い冬休みもある。もちろん、そういった学校では夏休みが短くなっている。ちなみに官公庁の「12月28日が御用納め、29日から1月3日までが年末年始の休暇、1月4日が御用始め」は、明治の太政官布告に由来するといわれている。