ラピュタの道（熊本県・阿蘇市）

 
 　阿蘇北外輪山の端辺原野への農道は、雲海が発生すと道が雲の上に浮かんで見えてアニメ「天空の城ラピュタ」にちなんで「ラピュタの道」と呼ばれ地元では評判。場所は北外輪山の草原を走る県道・通称ミルクロードに通じる市道狩尾幹線。地元の人々からは「狩尾坂」「狩尾峠」「狩野牧野道路」などと呼ばれている道路。阿蘇谷に突き出した尾根を道路が走り、特に朝方に雲海が発生した時には浮かび上がって見えることから、こう呼ばれるようになった。この風景を見るために毎年多くの人がこの道を訪れています。この道はサイクリングスポットとしても人気。サイクリング専門誌「CYCLE SPORTS」でも、「阿蘇外輪山の絶壁を上る『ラピュタの道』｣として紹介。本来は牧草を運ぶために使われる農道だが、 この道からの雲海での景観が“天空の道”と呼ぶに相応しい絶壁の大絶景で、 いつからかジブリアニメの「天空の城ラピュタ」にちなんで『ラピュタの道』と呼ばれる様になり、雲海が発生すると、曲がりくねった道が雲の上に浮かんで見え、“天空の道”とも言われる。だが、2016年の4月に発生した熊本地震によって道路の31箇所が崩壊、通行止めになり、現在、修復として麓側からの約２キロ区間が平成30年度内に開通する見込みだ。