100年以上の時を経た現役の駅舎

もじこう
門司港駅(福岡県・北九州市)
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ネオ・ルネッサンス調の木造建築による門司港駅は、大正3年の完成。ドイツ人技師ヘルマン・ルムシュッテルの監修の下に建てられた。駅舎として初めて国の重要文化財に指定されている。門司港駅が、どれほどモダンだったかは、現在も残るトイレを見るとわかる。青銅製の手水鉢や、当時としてはひじょうに珍しい水洗式トイレ、大理石とタイルばりの洗面所、御影石の男性用小便器などは、いまからしても、とても重厚でモダンなつくりとなっている。2階にはハイカラな食堂があり、鉄道を利用する客でにぎわった。当初は、九州鉄道の門司駅として明治24年に開設、明治40年に国有化され、帝國鐵道庁の駅となった。現在の地に移転したのは、さらに、その後のことだ。駅名が、現在の「門司港


駅」となったのは昭和17年。関門トンネルが開通し、接続することになった従来の大里駅に、「門司」の駅名を譲っている。2013年9月から門司港駅は大規模保存修理工事のため、仮駅舎での営業となっている。列車そのものは通常通り運行しており、また、さきほど紹介した「手水鉢、トイレ、洗面所」を見ることはできる。


見頃時期:通年(ただし、大規模保存修理工事中)。
2012年9月29日から仮駅舎に移行。工事完了は2018年3月の予定。

住所:福岡県北九州市門司区西海岸1-5-31

HP:門司港レトロインフォメーション

TEL:093-332-0106(門司港レトロ倶楽部)

料金:無慮

営業時間:随時

アクセス:JR鹿児島本線門司港駅

車:九州道・門司ICから10分

駐車場:駅周辺に民間の駐車場有