海岸には大小約40の奇岩が点在
橋杭岩(はしくいいわ)
和歌山県東牟婁郡串本町くじ野川
紀伊山地を背に潮岬が雄大な太平洋に突き出た、自然豊かな本州最南端の町が串本町。この町の海岸には大小約40の奇岩が見られる。串本町から熊野街道沿いに大島に向かい海に約850mもの長さでそそり立つ。直線上に岩が立ち並ぶ姿が橋の杭のように見えることから橋杭岩(はしくいいわ)と呼ばれ、弘法大師が一夜にして作ったという伝説が残る。橋杭岩は、およそ1500万年前に「熊野カルデラ」を形成した火山活動が風化浸食によって地上に現れわれたもの。 干潮時は中ほどの弁天島まで歩いて渡ることもできる。5月から11月にかけ岩の間に朝日が昇るが、
その風景を写真に納めようと大勢のカメラマンが訪れる。この珍しい岩は、吉野熊野国立公園地域にあり、大正十三年に国の天然記念物に指定されている。また、毎年11月初旬「橋杭岩のライトアップ」が開催される。
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橋杭岩のYouTube映像
●見頃期間:5月から11月にかけ岩の間に朝日が昇る
●住所:和歌山県東牟婁郡串本町くじ野川
●HP:串本町観光協会HPへ
●TEL:0735-62-3171(串本町観光協会)
●アクセス:JR紀勢本線串本駅より古座方面へ徒歩20分、タクシー5分
●車:紀勢道すさみ南ICから国道42号経由25km30分
●駐車場:有り、無料60台