上高地・大正池（長野県・松本市）

　長野県西部に位置し、標高約1,500mの上高地。穂高連峰や槍ヶ岳の登山基地ともなっている登山者の憧れの地。この高度でこれほどの広さの平坦地は、日本では他に例が少ない。上高地は年間120万人以上の観光客が訪れる有名観光スポットで、国の特別名勝・特別天然記念物にも指定されている。この２つに指定されているのは国内で黒部峡谷と上高地のみ。自家用車（自動二輪を含む）は、釜トンネルより通行禁止のため、沢渡駐車場（松本市方面から）・平湯駐車場（高山市方面から）からシャトルバスまたはタクシーなどを利用。登山基地となる河童橋の手前にあるのが大正池。鏡面のような水面に雄大な穂高を映し、水と緑の美しさに目を見張るばかり。また、立ち枯れの木々が幻想的なようすは、上高地を代表する風景のひとつ。さらに昼間の風景だけでない、大正池の夕暮れや夜、モヤがかかる早朝の表情も神秘的。深さ3.9メートル、周囲2.4キロメートル余りで、「神々が降り立つ地＝神降地（かみこうち）」という名前の通りの絶景の景観が楽しめる。

●2018イベント情報：
春の上高地の宿のオープンは4/20前後。
毎年11月16日～翌年4月26日は閉山期。

●見頃情報：見頃の情報・中部の見頃
9月中旬ころには気温が一気に冷え込み始め、田代池の草紅葉を見せはじめる。
毎年11月16日～翌年4月26日は閉山期。
10月の上高地は黄金色。高い空、
澄みわたる空気、どこまでも透明な秋空に映える水の青と
カラマツの彩りを、ひと目見ようと多くの観光客が訪れる季節。