桜を楽しもう
また、今年も桜の時期がくる
いつまでも変わらぬ桜の風景
春になり、桜の開花予想が新聞やテレビで話題になると、心は浮き立ちます。さらに桜の開花宣言が出れば、今週末ぐらいは満開になるのかと、心が落ち着きません。春うららの中で満開の桜の光景を思い浮かべ、今年も出会える桜の風景に胸が高鳴ります。
今宵は歩きながら
通りの夜桜を楽しもう
宴会もない桜並木の通りを歩くと、夕闇が迫り夜の気配が次第に色濃くなると、桜は昼間とは違い、風情ある雰囲気を漂わせ始めます。桜の通りを歩くには、人影が少ない夜桜こそ、華麗を極めます。カップルなら、ほろ酔い気分で、ぶらりと歩きたい。通りは昼間の喧騒と違い、空気まで異なって感じるはずです。そして、すれ違う人も少なく、咲き誇る桜を独占したかのような陶酔感が2人をやさしく包んでくれます。一人歩きなら、旅先での通りをお勧めします。お祭り的な雰囲気とは趣が異なり、静かな夜桜散歩は旅の解放感が心を和ませ、忙しい日常までも忘れさせてくれます。また、家族で手を繋いで歩けば、手の温もりから何ともいえぬ幸福感が広がるはず。春の香りを放つ桜の魔力を、じっくりと堪能してみてはいかがでしょう。
共に短命な美しさを
魅せる桜と花火
桜を見下ろすように打ち上げられるのが花火。夜桜に花火の組み合わせは、意外に思う人は多いかもしれません。ですが、桜祭りのイベントとして秋田県「黄桜まつり」や千葉県「東金さくらまつり」、神奈川「津久井湖桜まつり」など、地方では春に花火が打ち上げられるのは珍しくはありません。夜桜の灯りも消され、花火の閃光に照らし出される桜は、また違った幻想的な美しさを醸し出します。それは稲妻にも似て神々しさも感じさせるほどに妖しい美しさでもあります。桜同様に花火も儚く、空に駆け上がり一輪の華になり、舞いながら残光を残していきます。そんな短命な桜と共通し、見る者の心をとらえて放さないのかもしれません。
今年も桜の感動を求め
桜の名所へと桜旅行
桜の名所は、自分の郷土が一番美いと思っている方が多いはずです。それは昔から見ている桜への思いや愛着があるからです。全国の桜の名所を訪ねてみる旅もいいものです。景色が変わると、桜の美しさもいっそう鮮やかに見え、感激もひとしおといえるでしょう。