新宿御苑(東京都・新宿区)
明治39年に皇室の庭園として造られたが今は国民公園として国営。園内にはフランス庭園、イギリス式風景庭園、日本庭園があり3つの庭園がそれぞれ異なった紅葉が楽しめる 。西洋式庭園のユリノキ、プラタナス、イチョウの黄色始まり、正門のスズカケの並木などは遠くヨ-ロッパの秋を思わせるような雰囲気。さらに日本庭園ではモミジの赤と常緑樹の緑が純和風の秋を演出してくれる。 園内にはモミジ1000本、イチョウ270 本、プラタナス230 本に名木も多く、なかでも高さ20m,幹回り5.5mのケヤキの大木や高さ30mになるユリノキなどがあり、紅葉も圧巻だ。また、この時期の11月1日から15日まで「菊花展」を開催。皇室時代からの伝統で大造り、手綱植など独特の小屋を作って7つの花壇が仕立てられる。他に上ノ池と中ノ池のほとりに円形の大菊花壇が設けられる。総面積58万m²の園内には江戸時代の名園「玉川園」の面影を残す玉藻池を眺める大木戸休憩所や、中の池の水辺の風景を一望するレストハウスなど、園内各所に休憩所もある。