秋の歳時記 「秋彼岸（あきひがん）」

 暑さ寒さも彼岸まで」とも言われ春と秋には彼岸の時期があります。単に彼岸と言えば春の彼岸を言い、秋の彼岸は「秋彼岸」とか「後（のち）の彼岸」と表現します。秋彼岸は秋分の日で、その年で異なり9月22日か23日のいずれか1日が中日。前後3日間の７日間です。この時期には亡くなった人の法要やお墓参りなどを行なって祖先を供養します。また秋分の日は、「お彼岸の中日」で「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ日」として国民の祝日ができました。８月のお盆に田舎に帰ってお墓参りができなかった人は、この時期を利用するといいかもしれません。また、春分の日と秋分の日の中日は、太陽が真東から出て真西沈む日。この日に夕日を拝むのは西にある浄土に向かって拝むことになるとも言われ、この行いは功徳があると言われています。